管理人のフォトアルバム vol.9


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わっしょい百万夏まつり2017

福岡県北九州市を代表するお祭り「わっしょい百万夏まつり」は、北九州市小倉北区で毎年8月の第1土曜日および日曜日の2日間で開催されています。
今回の「管理人のフォトアルバム」は、今年8月5日に取材したものです。6日は台風のため、全ての屋外イベントが中止となりました。「わっしょいYOSAKOI北九州」と「夏まつり大集合」のみの撮影です。
小倉祇園太鼓は本割で取材していますので、撮影していません。ご興味のある方は、管理人のフォトアルバム vol.8「小倉祇園太鼓2017」を閲覧ください。

このお祭りは、北九州市発足と同時に政令指定都市に移行してから10周年にあたる、昭和48年(1973年)に「まつり北九州」を社団法人北九州青年会議所が主催して開催されたのが始まりです。
その後、昭和63年(1988年)の市制・政令市25周年を記念して、北九州市と「わっしょい百万夏まつり振興会」の主催で再スタートしました。例年、150万人を超える観客が市内や県内外から訪れる大変活気あるお祭りへと発展しています。
北九州市は、5つの市が合併して成立したため「旧5市意識」が根強くあり、利害が対立することもありました。その垣根を取り払って市民の心を1つに合わせることを開始当初のコンセプトとしていました。

旧5市とは?

  • 門司市(北九州市門司区)
  • 小倉市(北九州市小倉北区・小倉南区)
  • 戸畑市(北九州市戸畑区)
  • 若松市(北九州市若松区)
  • 八幡市(北九州市八幡東区・八幡西区)

お祭りのメインイベントは以下のとおりです。

1、わっしょいYOSAKOI北九州

平成15年(2003年)から高知のよさこい祭りを源流とする「YOSAKOI」が開催されています。地元企業の団体や同好会、学生団体などが参加し、年々参加団体が増加しています。

2、夏まつり大集合

市内各地区を代表するお祭りが一堂に会するイベントです。

  • 門司大里電照山笠
  • 小倉祇園太鼓
  • 小倉南区代表(大規模な伝統的祭りが無いため毎年変わるようです。)
  • 若松五平太ばやし
  • 八幡東ねぶた
  • 黒崎祇園山笠
  • 戸畑祇園大山笠(2016年ユネスコ無形文化遺産登録)
  • 特別参加(市内各地の小規模な伝統的祭り)

戸畑祇園大山笠は、7月に北九州市戸畑区で開催されており、「わっしょい百万夏まつり」に参加することで、戸畑祇園への観客が減少していることや、2週連続になるため担ぎ手の確保が十分にできないことなどから、戸畑から不満の意見が出て参加しなかった時期がありました。
北九州市では、戸畑祇園により多くの観客が来るよう取り組みを強化し、市制40周年である2003年(平成15年)からは参加を継続しています。
小倉祇園太鼓も平成18年(2006年)に祇園太鼓の元締め側と主催者側との間でトラブルが生じ、祇園太鼓側が「自粛」する形で平成19年(2007年)の夏まつり大集合に不参加となっています。尚、今年は参加していました。

3、百万踊り

地元企業や市民団体約10,000人が参加する大規模な踊りで、事前に市内各地で踊りの講習会が開催され、職場毎に練習を行い、衣装も各職場で用意しています。
テーマソングは、長らく「日野美歌」さんの歌う「燃えろみんなの北九州」一曲でしたが、平成25年(2013年)からは、北九州市出身の「大内義昭」さん作曲の新曲「いいっちゃええっちゃ北九州」が導入されています。

4、花自動車

西日本鉄道(西鉄)が造花・電飾などで装飾した専用車両「花自動車」を運行し、夜間は電飾によって絢爛豪華に照らされ、祭りを華やかに演出します。
花自動車は、福岡市の「博多どんたく」でも5月に運行され、その一部を利用しています。
路面電車が健在の頃は、花電車を運行していました。東芝北九州工場があったため、東芝や地元百貨店の井筒屋がスポンサーとして出資していた時期もあります。
花自動車は、自動車用バッテリーを用いるため電力使用量に限りがあり、花電車時代と比べて電飾は地味になっています。私は「博多どんたく」で花電車を見たことがありますが、とても素晴らしいものでした。


この他にもパレードや小さなイベントがあり、とにかくエネルギッシュなお祭りです。北九州のお祭りを一度に見てみたい方や、とにかくお祭りが大好きな方にはお勧めです。しかし、私みたいに歴史的背景やテーマを考える人には、疲れるだけかもしれません。現に私もこの取材は疲れました。テーマが絞れずどこを撮影すべきか混乱してしまい、暑い盛りでもあったため帰宅したときは、ぐったりでした。(笑)

前置きはこのくらいにして、一緒にお祭りを楽しみましょうね。(^-^;


わっしょいYOSAKOI北九州

小倉北区の市街地エリア5ヶ所で、参加46チームの演舞が行われ、5項目(各10点の50点満点)について審査し、8チームが決勝に進出します。16時50分から勝山公園大芝生広場で決勝が行われ、感動大賞(1位)・準大賞(2位)以下の各賞を決定します。特別賞もいろいろあるようです。
私は、 表彰式から最後の総演舞しか見ませんでしたが、若人の躍動に感動を覚えました。中には若干ご年配のチームもあったようです。(^-^;

審査項目

  • チームワーク(踊り子全員の演舞が揃っているか)
  • 構成(踊り全体の構成のアイデア・ストーリー性・創意工夫の程度)
  • ファッション(衣装・化粧・小物のファッション性および音楽との整合性)
  • 表現力(表情・笑顔や掛け声・勢いから感じる印象度)
  • 感動(演舞がどのくらい心を打ったか)


夏まつり大集合

門司大里電照山笠
北九州市門司区の山笠です。昭和61年から「大里太鼓」を乗せ、今日のように華やかに電照されるようになったようです。
「大里太鼓」は、戸上神社への奉納太鼓として、1000年位前から始まったとされています。
昭和46年に地元の人々が郷土芸能として復活させ、昭和61年から現在の姿になったそうです。戸上神社春期・秋季大祭や門司みなと祭に山車を出しているようです。

若松五平太ばやし
北九州市若松区の郷土芸能です。若松みなと祭りで競演会・総打ちが披露され、若松商店街周辺は、五平太船を模した山車が練り歩き、木樽の樽太鼓を打ち鳴らす音と五平太ばやしの唄声でいっぱいになります。7月下旬の金・土・日曜に行われています。

八幡東ねぶた
北九州市八幡東区の山車ですが、私も初めて見たので、詳細は不明です。
八幡東ねぶた振興会が、北九州市内の祭・イベントに出しているようです。振興会は10年程前に発足しており、ねぶたの製作は有志が集まって2000年頃から開始しているようです。

黒崎祇園山笠
北九州市八幡東区の山笠です。本割は、毎年7月の3~4週目の中で4日間、開催されます。区内の岡田宮・春日神社・一宮神社に奉納され、400年以上の歴史を持つ祇園祭です。動きの激しさから「喧嘩山笠」の異名を持ち、福岡県無形民俗文化財に指定されています。
鎌倉時代初期、花尾城を拠点として遠賀郡一帯を支配していた麻生氏が、領内の除疫・豊穣を祈願して「祇園会」を始めた「前田祇園山笠」を起源としています。

戸畑祇園大山笠
2016年にユネスコ無形文化遺産に登録されたので、少し詳しく解説します。
北九州市戸畑区内4地区の氏神様(飛幡八幡宮・恵美須神社・中原八幡宮・菅原神社)を中心に展開する山笠行事の総称です。
女性には申し訳有りませんが、女人禁制のお祭りです。見ることは出来ます。(^-^;
各地区の神社に設置される宿と呼ばれる拠点の運営も、全て男性のみで行われています。本割は、毎年7月第4土曜日を挟む3日間で行われています。地元では「提灯山」の名で親しまれ、200年以上の歴史が有ります。
江戸時代後期の享和2年(1802年)に疫病が蔓延した際、神社に祈祷したところ平癒し、翌年、村人たちが山笠を奉納したのが起源とされています。太平洋戦争で、一時中断されましたが、昭和22年(1947年)に再開されました。
幟山笠と提灯山笠があります。これは別の山笠ではなく、昼間は幟山笠、夜7時に幟を外して、提灯山笠に模様替えをしています。この模様替えの早さも見どころのひとつです。
山笠は、大山笠4基・小若山笠4基です。大山笠は高校生以上が担ぎ、小若山笠は中学生が担ぎます。小若山笠は、提灯が8段になります。また、戸畑区の本割では、昼間、各地区で小学生が子供山笠を出しています。

小若山笠

大山笠

如何でしたでしょうか。
お祭りに行った気分になりましたでしょうか。冒頭にも記載しておりますとおり、私は疲れました。やはり各お祭りを本割で見るのが王道だと思います。お祭りの雰囲気を味わうだけでなく、その起源や継承の歴史に興味があります。ちょっと格好を付けて言うならば、お祭りとカーニバルの違いでしょうか。(^-^;


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